わたし日和

田舎暮らしの定年女子。認知症の母すーちゃんとの日々をつづります。

プレミアムトーク&演劇

楽しみにしていた地元での演劇『世界の果てからこんにちはⅡ』とその主催者のトーク、なぜか『田中ウルヴェ京』のプレミアムトーク。


この田中ウルヴェ京さん、演劇とはまったく関係なさそうだしそもそもわたしはこの方が何をしていらっしゃる方かまったく知らなかったし、実はシンクロでのメダリストだということもまったく知らなかった。


プレミアムトークは、簡単な自己紹介が終わるやいなやすぐに質問コーナーに突入した。


そもそも何故に仕切れる誰かを一緒に登壇させなかったのか、もうおひとかたはこの演劇の実行委員会会長なのであるがなにしろお年だし、そういったプロではない。


なんの打ち合わせをすることもなくはじめたとお二方は冗談交じりでいっているが、マジで裏目にでた感が半端ない。


それでもぽつりぽつりと質問されるかたはおられて、田中ウルヴェ京さんは真摯にお答えになっておられたしお話は引き込まれた。


しかし、90分という時間は長すぎた。質問者が手を上げるまでのその時間がつらく長い。
申し訳ないがいたたまれなくなり(?)、かばんから読みかけの本を取り出しチラチラ読み出してしまった、誠に失礼きわまりないヤツだ。


すると、ようやく挙手してくれたかたがおられたようでマイクをむけられたようだった。


え?


声でわかります、はい。


女優のMさんですよね。


顔をあげてみわたすとなんとわたしの二席となりに座っておられた。
マスクにめがね、そして深くかぶった帽子でまったくお顔は確認できないが間違いない。


質問内容はうろ覚えだが、ご自分のメンタルはどうしておられるか、どういったかたがたのメンタルトレーニングを現在しておられるかのような内容だったと思う。


思うに、Mさんもそれまでの空気感に耐えられずに質問してくださったのだと思う。わたしの想像するとおりの性格のMさんの行動だ。


それにしても、田中ウルヴェ京さんはまったく気がついた様子もなく真剣に質問に答えていらっしゃって、このおふたりになんのしがらみ(?)もないことがうかがえた。


おそらく誰もMさんに気がつくこともなくトークは続いたのだが、この質問を機に一気に会場に活気がついて次々と質問が飛び交い終わってみると、この度のオリパラの選手のメンタルについてや田中ウルヴェ京さんのフランス人のご主人との生活などは興味深く知ることができ、とても良い会だったと思えた。


ありがとうMさん。(そっち~~?)






実は、ビール&蕎麦は公演前にいただいた・・・。


だって12時半からって中途半端な時間じゃないですか~~;





その翌日日曜日にわたしは観劇した。



この丘の向こうで日没を待ってお芝居がはじまる。





ここで演劇があるときだけ開かれる『白花亭』でのひととき。
いつも行っているコーヒー屋さんのお店なので「いつもありがとうございます」などと声をかけられたが、マスクなのにそしてこんな場所なのに何故にわたしとわかる?





日が落ちてきた・・・いよいよだ。
小さく三日月もみえる。


『世界の果てからこんにちはⅡ』は多分4回目。
このブログにも書いた記憶があるが最後に登場する『佐藤ジョンソンあき』が良い。
頬を伝う涙とはいかない、なぜならマスクがキャッチするからね。



鈴木忠志さま、どうか長生きしてください。そしてわたしにこの先も夢や希望を与えてやってください。